アパレルメーカーの直営店が採用

2010-12-22

消化仕入は、店頭で売れた分だけを仕入に計上する方式で、主にアパレルメーカーの直営店が採用している。売価決定権も在庫リスクも仕入先にあり、小売側のリスクは低い。つまり、日本では、小売がリスクを負う仕入形態はまれで、小売側がリスクを負って商品を買い取る完全買取制度が一般的な欧米とは実に対照的なのである。この返品制度がもたらす問題は多い。供給側は返品を恐れて、小売側の発注通りに生産しなくなり、あらかじめ返品を見越して価格を決定するようになる。その結果、売り場に売れ筋商品が不足し、販売機会のロスが多発する。返品が前提になると、小売側の仕入能力、販売能力にも影響が出て、「売れ残ったら返品すればいい」という安易な発想を生み、それが小売業の本質的な「仕入れて売る力」を弱めるからだ。