本人の持ち味を認めて伸ばす

2011-03-04

現ビームス社長は、一旦、人に任せたら、具体的なことはあまり口を出さず、本人の持ち味を認めて伸ばすという典型的プロデューサータイプだが、それはBに一任されたビームスボーイでも遺憾なく発揮される。「たとえば、ビームスボーイで定番化しているモノグラムのパロディは、実はギャラリー時代に僕が自分でデザインから起こしたものでした。僕は、ブランドへの憧れからではなく、その異常な人気の今ならエッジの利いたシャレになると考えたんですが、当時は、上司や回りのスタッフはみんな冷ややかで誰も認めてくれなくて(苦笑)。ところが、ビームスボーイをスタートさせるに当たって、それを社長に見せたら、とても面白がって、わざわざ意匠登録までしてくれたんです。モノグラムのパロディは、最初、お店でもなかなか理解されなくて顧客からも批判を受けたりもしたんですが、結果的には、ビームスボーイの世界観の一面を象徴する看板デザインになり、大ヒットとなりました」そうこうしているうちにBの独特のクリエイティビティ感覚や、ビームスとなら面白くて、いいものができるという期待感、それまでの数々のコラボレーションの実績が次々と実を結ぶ企画が自然に彼の元に寄せられるようになる。