人口の高齢化

2011-11-05

人口の高齢化である。第二次大戦後の日本の企業と経済のめざましい発展を支えた重要な要因のひとつが日本の若い人口構造そして若年労働力の豊富な供給にあったことは明らかである。若年労働力が豊富に存在したことは技術変化への適応力や高い貯蓄率を維持するうえで大きく寄与しただけでなく、年功型の賃金制度の下で、企業の成長を促進する絶好の条件ともなった。ところが、日本の人口構造は一九五〇年代から大きく変化することになった。まず、出生率が一九五〇年代から一九六〇年代をつうじて急速に低下した。そして同時に平均寿命が著しく伸びた。その結果、一九七〇年代から人口に占める高齢者の比重がめだって増加しはじめた。いわゆる高齢化現象である。この高齢化は出生率のさらなる低下によってさらに加速されつつあり、二一世紀初頭に日本は世界でも最も高齢化した国のひとつになると予期されている。

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