昨年の12月も押し詰まったころ、子供のころから知っている町内のおばさんががんでお亡くなりになりました。私が勤めている歯科医院に、ご主人ともどもずっと通院されていて、抗がん剤や放射線治療を受けておられる身での歯科治療は、院長にとっては細心の注意を払わなくてはならない患者さんでした。けれど、いつもニコニコと来院され、先生が優しくて親切でありがたいとおっしゃいますし、私たちスタッフにも、いつも良くしてくれてうれしいということを、素直に言葉に出して言ってくださる、とても素敵な女性でした。亡くなられたということを院長に伝えると、残念だと一言言ったきり、ぐっと歯を食いしばっていました。
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院長なりに何とかして歯を治し、しっかり食べられることで回復していただきたかったのだと思います。すべての患者さんにするわけではない弔電・お悔やみ電報を、院長が葬儀に届けてくれたところに、院長の思いが込められていたと思います。