地球上に生命が誕生してから30億年、次の世代の生物のために営々として酸素をためてきた大昔の生物たち。そして、1本の木を切り倒す時にも「ありがとう、ありがとう」と言いながらそれを利用してきた私たちのご先祖。彼らはジェット機にも乗れず、月にも行けなかったかも知れませんが、自分たちの生活がこの大きな自然なしにはあり得ないという一番大切なことはしっかりと知っていました。これにたいして、私たちは大昔の生物やご先祖さまが作ってきた環境をただ壊すことに努力してきたようにも見えます。そして、ある時には労働者を搾取する資本家がこの世の悪だといって戦ったり、戦争ほど残酷なものはないと平和運動に身を投じたこともありました。しかし、今、私たちが行っていることはそんな生やさしいことではないのです。2050年から50年間で、30億人の人が餓死することに直接的に手を貸しているのです。その一方で、私たちは自分の家族や子供のために一生懸命に働いたり、心配したりしています。それは真面目で真剣であり、私たちの幸福や将来を期待してのことなのです。もし、あと数十年で地球がダメになってしまうなら、今のこの努力は何なのでしょうか。毎日毎日、苦労し心配し、将来のために備えても何にもなりません。だからこそ、私たちは環境を守るためにリサイクルに汗をかき、ダイオキシンや環境ホルモンなど危険なものを出さないように気をつけているのです。