最近の子どもたちは、友達関係が希薄になっている、とさまざまな方面から指摘されている。子どもは友達と遊んだりケソカをしたりして勉強では得られないさまざまなことを学んでいく。ところが、今日では子どもの数は少なくなるし、塾やさまざまなお稽古事で時間を取られて、子ども同士遊ぶ機会が著しく減少している。子どもの人間形成にとって子ども同士の生身のぶつかり合いは絶対に不可欠のことであるのに、こうした機会が減っていくことは日本の将来を考えた時とても恐ろしい気がする。昔、私かある大手塾の小学校四年生対象の説明会を聞きにいった時、その塾では遊びに来た友達を断る方法を指導していた。「何々チャン、遊ぼ!」と友達が来た時、受験勉強のジャマになるので母親が出ていって「勉強がたいへんになっちゃってもう遊べないのよ、ごめんね」というように断ればよい。そうすればもう遊びに来ない、というわけである。
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