関係者に聞いた。「社長が、まずざっくりイメージを僕らに伝えて、それをふたりで形にするというスタイルがほとんどですね。Nからインテリアデザイン、什器、ディテールなど、具体的なアイデアなどが出て、MDやショップスタッフの意向なども聞いて、それを僕が整理してまとめるという流れでしょうか」社長からのざっくりしたイメージというのはどのレベルなのだろう。「たとえば、原宿店の場合は、構造はそのまま活かして、それまで内側に閉じていた店から、ガラス張りにして外に開いた店にしましたが、社長から与えられたお題は、懐かしくて新しいアメリカンライフという言葉だけでした。物件によっては、図書館みたいな感じとか、雑然としたマーケットの雰囲気とかいわれることもあります。ただ、細かいことはいいません。時には禅問答のようなやりとりになることもあるんですが、あとは、そこから僕らがなにをひねり出すかを待っているんです。でも、これまで、出した案に大幅な直しや変更を命じられたことはほとんどないですね。チェックも最初と最後だけ。いや、正確には途中で見たいということもありますが、それでこじれるということは、これまでほとんどなかったと思います」