今から20年前は、ほとんどのタイヤが80タイヤ、つまり80%の偏平率を持っていた。偏平率は100%が円になり、数字が小さくなるにしたがって、タイヤの接地面積に対する高さの割合が低くなる。逆に言えば、80より70、70より60のタイヤのほうが、接地面積が広くなるわけだ。必然的に地面とのグリップ力が高くなり、カーブをハイスピードで走るようなときに高い性能を発揮する。しかし、タイヤの役割は2つあり、接地能力と同時に、ハネの役目も考えなければならない。しかも、この能力は相反する。偏平率が高くなると、タイヤの高さが低くなり、それだけ路面からのショックを吸収しにくくなり、乗り心地が悪くなる。そこで、グリップ性能と乗り心地のバランスを考えると、これからの乗用車のタイヤは65、70%の偏平率のものが主流になると思われる。
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