合併か解体か拓銀はこれから正念場

2012-01-23

拓銀の系列ノンバンクには、エスコのほか「たくぎん抵当証券」と「たくぎんファイナンスサービス」の二社がある。いずれもバブル期の不動産関連融資で不良債権が膨らみ、二社の貸付残高約八千億円のうち少なくとも三割前後は、延滞債権になっていると見られる。二社の借入金に占める拓銀のシェアは、三割程度だが、自系列ノンバンクの不始末によって、他の取引金融機関にこれ以上の迷惑をかけることは許されない。拓銀が金利減免や問題債権の一部引き取りなどで、懸命に支えているのが実情のようだ。

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エスコと札幌のデベロッパー「カブトデコム」の二社は、同行にとって最大の問題だが、この二社に対する融資は、開示された同行の不良債権約四千億円の中には含まれていない。貸出金に占める不良債権額は、開示分だけでも五・三%を占めており、この他の不良債権として含まれていない系列ノンバンクの分や延滞債権を合わせると一兆円を超すという見方も出ている。開示分だけでも不良債権率が五・三%と、都銀の中で最も高い同行にとっては、これら不良債権をすべて処理するには、株や土地の含み益を全部叩き込んでも容易ではない。合併か解体かなど、昨年末から同行の行く末に関わるウワサが数多く飛び交っている。拓銀が北海道に基盤を置く都市銀行として、独自路線を貫いていけるかどうかは、これら不良債権の処理如何にかかっている。系列ノンバンクの不良債権で、親銀行の経営がグラついているのは拓銀ばかりではない。その中でもトップクラスが、金丸信の。ワリシンで有名な日本債券信用銀行(日債銀)である。