「光陰矢のごとしじゃなくて、更新矢のごとしですよ」と、いきなりダイナミックなジョークを飛ばしてくれたのは、ひとり暮らし歴3年目に突入したフリーターのOさん。Oさんの言葉を借りるまでもなく、2年なんてあっという間。気がついたら契約更新の時期だぞ。「え?契約更新ってなんのこと?」なんてボケかましている人はいないだろうなあ。更新の手続きは特別に難しい話じゃない。初めての人でも大丈夫だ。ここでは、更新は期間満了1ヵ月前までに申し出るというケースで、更新手続きについて解説してみよう。そろそろですね、と不動産屋さんから声がかかる……2ヵ月前。だいたい、こんなモンだ。なかにはのんびりした(タイマンな)不動産屋で、契約満了日が過ぎてから「ああ、更新でしたねえ」などと言い出すオヤジもいるので、自分で注意をしていなければいけない。契約期間が過ぎてしまってからじゃ、たとえ更新するにしても、新家賃の交渉などをする「家賃を半年以上ためちゃってさ、50万円近くまでふくらんじやった。それでもオレ、払わないで頑張ったもんだから、大家はにっちもさっちも行かなくなっちやったわけさ。なんでかって、いくら契約違反でも大家は実力行使できないんだよ。そのほうが法に引っかかっちゃうから。結局、大家が根負けして『家賃、もういいから出てってほしい』って」(横須賀市・Tクン・27歳)知らないと損をする引越しの詳細情報はこちらのホームページのサイトが参考になります。なぜ、カレは無罪放免、家賃を踏み倒せたのか。開題は先程の契約書のおふれだ。このおふれ=特約があったとしても、今までの事例からして、賃借人の契約違反が相互の信頼関係を破壊する程度にいたらなければ契約を解除できない。というケースが有力なのである。だから、Tクンは大家から催促が来るたびに丁重かつ冷静に「払いたいんですが、今はお金がないので待ってください」と言いつづけておいたそうだ。ふだんから決して「払いません」とか「払えません」という言葉を使っちやいけないそもそも大家が業を煮やして、部屋に入れないようにカギをつけ替えちゃうとか、荷物を勝手に外に放り出したりしたら、即刻、大家は損害賠償で訴えられる側に逆転してしまうから、大家もへたに手が出せないらしい。また、50万円ぽっちの金で裁判という徒労に踏み切る不動産屋もそういない。というわけで大家は泣き寝入りしたらしい。ただしこういうアコギなことをすると、不動産屋のブラックリストに載るらしいので、おすすめはしません。